箕輪郷土博物館 記念冊子「ごみ」がお宝

といってもガ○アの夜明けに出てきそうな、リサイクル事業とか、レアメタル回収とかいう話ではありません。

先週、上司が「独活にごみかけをした」といって従業員たちを驚かせました。
まさか作物にごみをかけるわけがないのでモミ(ガラ)だろうと判断し、「モミでしょ」とフォローのつもりで言ったら、上司は首を振り、「んーん。”ごみ”ね」。
よく聞いたら”ごみ”とは山の落ち葉のことで、「みのわの年中行事」の中でも落ち葉集めを「ごみ掻き」と紹介されていました。スイッチひとつで動く暖房器具がなかった時代、この”ごみ”は燃料として大変貴重であったそうです。

「みのわの年中行事」(右写真)というのは箕輪郷土博物館が明治から昭和はじめの生まれのかたがたから昔の暮らしを聞き取り調査したものをまとめた冊子です。
人名の付いた古い水路などを見るとどこまでも追跡したくなる私はこうした話題に目がないので、早速郷土博物館に買いに行きました。
知らなかった行事が紹介されているのももちろんですが、モノの価値が現在と違う点がとても面白いです。「山の落ち葉が貴重品」という生活、想像付きますか?

さて、上司の場合はこの”ごみ”を、独活の根元を覆って可食部(白いところ)を増やすために掛けるのですが、モミだと独活がやせるという考えでわざわざ落ち葉を集めてきて使っているのだそうです。稲作農家なのでモミを掛けるほうが断然楽だと思うのですが、こだわりがあります。

「みのわの年中行事」は図書館や郷土博物館で読めます。購入したい方は1冊300円で入手できますよ。

by b